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つれづれ日記

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2005年 09月 15日

まだ油断できない

読売新聞から
 川辺川ダム建設事業(熊本県相良、五木両村)に伴う土地と漁業権の強制収用について、国土交通省は15日、熊本県収用委員会に対する収用申請を取り下げた。
これにより、収用手続きは白紙に戻り、ダム本体の着工は大幅に遅れ、2014年度とされていた工期終了の見通しは立たなくなった。1966年の発表から39年を迎えた川辺川ダム計画は、大きな節目を迎えた。記者会見した国交省九州地方整備局の宮田年耕(としたか)局長は、取り下げた理由について、「農水省に(川辺川利水事業の)新計画の策定を改めて求めたうえ、ダム事業計画を見直し、収用申請をやり直した方が、治水対策をより早く進めることができる」と説明した。同事業については、利水事業を巡る2003年5月の福岡高裁判決で農水省が敗訴し、判決が確定した。県収用委は先月29日、ダム計画の変更の有無がはっきりしない状況が長期化していることを理由に、収用申請の取り下げを国交省に勧告。今月22日までに取り下げない場合は「申請を却下する」としていた。(2005年9月15日20時25分 読売新聞)

私見ですが、このまま申請を取り下げたまま、ダム工事も廃止というのが一番よろしいと思います。たしかに、できかけのものを途中で止めてしまうと、いままでのものが無駄になるし、みっともないのですが、それでも、うん百年もすると元の自然に戻っています。

ただ、官僚はただで転んだままになってはいません。隙を見せると、あの手この手で地方自治体に公共工事の飴をばらまくことでしょう。とにかく、この国の山・川・海の人工度は高すぎます。治山治水ということと、コンクリートで固めることは同義ではないということを考えてほしいものです。

by seisan_r11s | 2005-09-15 21:45 | 日記


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