2008年 01月 09日
読売新聞から 日本語ブームの火付け役になった斎藤孝著「声に出して読みたい日本語」(160万部)、F・アルベローニ著「他人をほめる人、けなす人」(123万部)などのベストセラーで知られる出版社の草思社(東京都文京区、木谷東男社長)が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。 負債額は約22億5千万円。出版不況に伴う業績不振や有利子負債が経営を圧迫した。数社の企業が支援に名乗りを上げており、営業は継続し、3、4月に再スタートを目指すという。 同社は1968年に創業。76年から2006年まで刊行を続けた徳大寺有恒著「間違いだらけのクルマ選び」、ポール・ケネディ著「大国の興亡」、流行語にもなった中野孝次著「清貧の思想」などを出版。90年代後半は、M・スコット・ペック著「平気でうそをつく人たち」など時代の空気をとらえた好タイトルの翻訳書でヒットを連発し、話題を呼んだ。 最盛期の97年10月期には約32億円の売り上げがあったが、この数年、ヒット作に恵まれず昨年同期の売り上げは約14億円に半減。本社不動産を売却し、広告費を削減するなど合理化策を進めてきたが、自力再建を断念した。同社によると、「雑誌を発行せず、文庫、新書もなく単行本一本に頼っているため、ベストセラーが出なくなると苦しかった」という。従業員は31人。 (2008年1月9日21時8分 読売新聞) ここまで え~という感じ。草思社は科学関係でも良書を出しており、私自身は岩波とか講談社のような大手よりも愛着のある出版社です。まじめすぎる体質だったのかもしれませんね。 それにしても、本を読まずしてどうして教養が身につくのだろうか?と感じます。本を読むことで、いろいろな知識が増えるということが私にとってはかけがえのない作業なだけに、良質な出版社がなくなることは非常に痛いですね。 もう洋書しか読むなということか・・・。
by seisan_r11s
| 2008-01-09 22:04
| 日記
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