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つれづれ日記

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2005年 10月 31日

ここまで言っていいんか!?

知る権利

ボスは数年前からの友人(知人)です。その方のブログに興味深い日記がアップされていたので引用して考えて見ます。
私も日曜の昼間にこの番組を見ていました。やしきたかじんが数人のコメンテーターと丁々発止する番組です。この中に、犯罪被害者の発表を警察のほうで実名か匿名かを判断して発表するのがよいのか悪いのか?という問いがありました。これまでは原則として実名だったそうです。この弊害として、被害者のところにマスコミが押しかけて二次被害をもたらしていることがあるからだそうです。

これに対し、放送連盟は実名を明かしてくれてこそ報道の立証性が確保できるのであり、被害者のプライバシーには近年配慮しているので、匿名とはしないで欲しいという申し入れをしたそうです。

さて、考えて見ます。私自身はマスコミも警察も信頼していません。マスコミには一流から三流まであり、たしかに一流のマスコミでは信頼できる記事を書き、スクープをあげ、社会の諸悪をあぶりだすようなことが行われているかもしれません。しかしながら、三流のマスコミもあるのです。ゴシップを流し続けるマスコミ、被害者の心情を考えず、噂話で記事を書くマスコミ・・・これらをすべてごちゃ混ぜにして話を組み立ててはいけません。それを整理すべきでしょう。ゴシップのみを流し続けるようなところは、私としては消え去って欲しいのですが、世の中はそううまくいかないもので、そうしたゴシップが好きな人が大勢います。したがって、性被害にあった方の名前は匿名でもしかたないかな?と思われます。特に女性の人権についてはもっと守られるべきでしょう。しかし、原則として実名として欲しいというのがわたしの心情です。

というのも、警察もまた信頼できるものではありません。表の警察の顔には、裏の警察の顔があります。裏金は当然ありますし、悪いことをする警察官も少なからずいます。中には犯罪組織と結託した警察官もいるかもしれませんし、過去にはいました。こうしたことが匿名で発表されるのはまずいのです。基本的には、上に上げた性犯罪などの被害者で、知られることで社会的に二次的な被害をこうむるような場合は匿名として、他の犯罪は実名でして欲しいです。

特に最近の傾向として、刑事事件の犯罪者の顔も名前も公表しない場合が多すぎます。それは精神鑑定の問題やいろいろとあるでしょうが、刑事事件の加害者は原則として何らかの罰を与えられるべきであり、実名や顔が出ることは仕方ないでしょう。それが犯罪の抑制効果にもつながると思います。しかしながら、現実は逆であり被害者の顔は出るが、加害者の顔は出ない。まったくふざけた話である。

マスコミはもっと腰をすえて事件報道に当たってもらいたい。10年近くまえにおきた、女子高生コンクリ殺人事件を実名報道した週刊文春や、岐阜などで起きた少年による連続リンチ殺人事件の加害者の顔を出した週刊新潮は賛否があると思うが、私は筋が通った対応だと思う。もう一度言う。テレビを中心とするマスコミは、警察の発表をただ流すのではなく筋の通った取材活動をして欲しい。本当にマスコミが信頼されるものとなるためには、まず諸悪を根絶するような態度であってほしい。

しかしながら、この番組のコメンテーターたちは、あまり自分の意見をもっていないようであった。それが残念である。筋が通ったことを言っていたのは3人程度であっただろうか?

by seisan_r11s | 2005-10-31 21:46 | 日記


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